コーチ歩です!
6/3(日)に山形県東根市で開催された「第17回果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン」のハーフマラソンに参加してきました。
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毎年参加してるランナー塾の生徒さんおすすめの大会ということで、行ってみました。
おすすめポイントは。。。

「おもてなしがスゴイ!!!」

前日のレセプション会場では、先着順に。。。

言わずと知れた高級さくらんぼ「佐藤錦」
山形名産のお米「つや姫」
新作お菓子「さくらんぼ大福」

が配られました(^O^)
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一人一回並ぶごとに一つ選ぶことができ、何回並んでもOKというルール。
早めに会場に来ていたのに、気付いた時には長ーい行列が…(゚Д゚;)
慌てて並んで、とりあえず3種類コンプリートできました。

一緒に参加していたランナー塾の生徒さんはつや姫の最後の1つをゲット!!!

別にどうしても欲しいというわけではないけれど、ギリギリもらうことができたその状況に僕たちは結構盛り上がりました。旅ってちょっとしたことでも楽しいですよね(笑)

屋根付きの会場でしたが、かなり気温が高かったので喉が渇き、おかわり自由の100%リンゴジュースもたくさんいただきました。

そして、別のおすすめポイントは。。。

「ゲストが豪華!!!」

今年は瀬古利彦さん、金哲彦さん、千葉真子さん、荻原次晴さんでした。
レセプションの目玉はスペシャルゲストによるトークショー。
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瀬古さんと言えば、選手時代は超ストイックで冗談も言わない真面目な選手というのが世間のイメージでしたが、最近はすっかりリラックスして言いたい放題、この日もサービス精神にあふれてました(笑)
他のゲスト陣は瀬古さんの暴走を止めるのに必死でした(^^;

当日は30℃近い猛暑の予報が出ていたので、ゲストの皆さん共通のアドバイスは無理をしないで、レースを楽もう!というものでした。

その話の流れで、「明日タイムを狙っている人はいる??」と挙手が求められました。僕もとりあえず手を挙げると。。。

瀬古さん:「君はどのくらいで走るつもり??」と僕を指名。
僕:「75分です!!」
瀬古さん:「なーんだ。全然早くないじゃない(笑)」
僕:Σ(゚д゚lll)ガーン

会場は笑いと同時にちょっとざわついた気がします。

慌てて金さんと千葉ちゃんが「いや、市民ランナーとしては速いですよ!!」とフォローしてくれましたが、瀬古さんは全く聞き入れてませんでした。

瀬古さんはの今の肩書は何と言っても、

「東京オリンピックマラソン強化戦略プロジェクトリーダー」。

瀬古さんの基準はいつでもオリンピック選手。市民ランナー相手でもそれは同じでした(笑)
しかし、このやり取りで僕は、明日は絶対75分を上回る記録を出してやろうと心を燃やすのでした。

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そして当日。予報通り朝から暑い!!!7時前に既に20℃を超えていました。
ひがしねさくらんぼマラソンのコースの特徴は。。。
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基本的には前半上って後半下るというもの。高低差は80mと結構あります。
暑くなる日が多いらしく、給水が充実しています。
2km置きくらいに給水所があり、全てにスポドリ、水、スポンジが用意されていました。これはありがたいです。

軽くアップをして、スタート30分前にスタートエリアに行きましたが、とにかく暑い!!
あまりの暑さに並ばないで、時々首にペットボトルの水をかけながらギリギリまで道路わきの日陰で待機しました。

僕の目標は75分以内と年代別3位以内。
40代は飛び抜けて速い人がいるので、1位は無理でも2位くらいになれるかもと思っていた。

8:50にスタート。最初の2km過ぎまでは下ります。見た目以上に下っているらしくリズムを取るのが難しいかった。最初の1kmは3'22、次は3’28。

3km位から上りが始まり、ラップが落ちる。7kmくらいまでは3’35前後で進んだ。このまま10kmまでいければ目標の75分行けそうだ。

6km位で唯一の折り返しがあり、順位を確認(ゼッケン番号が4で始まるランナーは僕と同じ40-59歳の部のランナーということになる)。
僕の前には一人だけ。「2位はもらったかな」とこの時は楽観視していた。

しかし、そんなお気楽モードも束の間、後ろから追いついてきたランナーの番号を見ると何と「4」( ゚Д゚)!!
8km手前で引き離された。この間のラップは3’47。傾斜がさらにキツくなっているようだ。10kmまではほぼ同じラップ。やはり上りは苦手みたい(T_T)

10km過ぎるとゴール方向に戻るルートになり、17kmくらいまでは下り区間。
ラップは3’30秒台前半に復活した。でも全く楽ではない。ペースは上がっているのに前との差は開く。
とにかく暑いし、脚がキツい。ところどころにあるさくらんぼ農家の人が用意してくれたシャワーが気持ちいい!!!本当に有り難かった!!

15kmくらいまでは3’35前後で、どうにか集中力も保って走れ、いよいよ勝負どころ。
いよいよ脚がキツくなってきたところで、まさかの事態。
10kmの部のランナーと合流(;゚Д゚)
全然ペースが違うので走りづらいし、道いっぱいにランナーがいて、危ない。
給水所も群がっているので、取れない。
前を行く2位のランナーも紛れてもはや見えなくなった。ラップが落ち始める。

そして、苦手な上りでさらにペースダウン。18kmではついに3’40を超えた。するとこの辺で一人のランナーに抜かれる。ゼッケンを見るとまさかの40代!?
全然ついていけない。

「あー、4位かぁ」

さらにラスト1km手前からさらなる試練が。ここからゴールまではほぼ砂利道。
さらにラップは急降下。かろうじて3分台。
ラスト500mくらいでまた40代のランナーに抜かれる。20mくらい離された。もう4位も5位も一緒かと心が折れかけえた。

ラストの直線は200mくらい。何かこのまま終わるのも悔しい。追いつけない距離ではないし、間に合うかも。

ギアチェンジして猛追!!!一気に差がつまり、ゴールラインのギリギリで逆転!!!

年代別4位、5位と同タイムの1時間17分39秒でした。
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佐藤錦もゲット(^O^)

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タイムも順位も目標に届かなかったので、ゴール直後は微妙な気持ちでしたが、競ったランナーたちの実力を調べたら、納得。

1-3位のランナーは2017年全日本マラソンランキングのトップ10でした。
最後に争った方もフルマラソン2時間40分を切るランナー。

僕もフルを彼らと同じくらいで十分走れるはずだと自信を深めることができました。

ひがしねさくらんぼマラソンは、タイムを狙うには厳しいですが、おもてなし、運営ともに素晴らしい大会です。リピーターが多いのもうなずけます。

近くに温泉もたくさんありますし、食べ物もおいしいです。旅行を兼ねてぜひ一度参加してみてください!!